終わりかけの話題を蒸し返すことに定評のあるLunRu.さんです。
今回は大坂なおみ選手が記者会見を拒否した件に関して思うことを書きます。
知ってた？ 声優オタクってスポーツ選手嫌いなんだよー わーあたってるー
こういう人間ですので悪しからず。
事の発端の話は皆さんご存知でしょうし、例えば以下のような記事に説明をまかせる。
大坂なおみの記者会見拒否は問題提起か職務放棄か（産経新聞） - Yahoo!ニュース
少し私が疑問に思ったことは 「記者会見拒否」を取り上げていたメディアは「鬱による拒否」の情報が入った途端、記者会見の是非は問わずスポーツと精神病ばかりを報道しだしたことだ。これは確かに当たり前で、多くのスポンサーから成り立っているメディアにとってみれば記者会見を否定することは信用問題に関わる一方、記者会見を肯定すると優秀な成績を上げている選手を拒否することになる。ゆえにうつ病の根本にかかわる記者会見についての判断は回避し、その表層だけをさらうような報道に切り替えたと言える。
今回私がここで触れるのは「大坂なおみ選手の記者会見拒否如何」の話であり、うつ病については一切触れないでおく。理由は先述した通り、記者会見の是非が根本なのだから。
私はスポーツ全般が基本的には嫌いだ。スノボやバレーボールくらいはやるが、見るのは好まない。その点を留意していただきたい。その上で悪意を持った表現をさせてもらう。
スポーツなんてのは何の生産性も持たない意味のない行為である。
勿論個人レベルの話であればストレスの解消や知らない人との交流といったものがあるだろう。しかし、それを生業とする行為、つまりボールを追っかけたり坂道を下るだけで一生を終える人間は資本主義経済においては本来何の価値も持ちえない。
例えて言うなればイエネコが猫じゃらしを追っかけているのと同じである。狩猟もしないイエネコのその行為に意味はあるだろうか。
しかし、これを価値あるものにしているのが現代社会である。それはスポーツする選手を娯楽として観戦し、そこであらゆる方法により集金し雇用を生むビジネスモデルの存在を前提としている。
ネコの例でいえば猫じゃらしを追いかける様子を撮影しYouTubeに上げることにより、その行為に経済的な価値を産んでいるビジネスモデルと言える。多くの視聴者が娯楽として観賞し、その広告収益が飼い主へのお金や猫への高価な猫缶といった経済へと結びつく。スポーツもこれと同じで、選手と経済を結び付けるビジネスモデルが存在しない限り価値は生じないのだと考える。
ネコは動画の他にもブログや写真集といった形で経済とつながっている。スポーツ選手も試合観戦以外にスポンサー契約や広告出演などで経済とかかわりを持っている。そして大会運営側は記者会見もまた、スポーツ選手が経済に関わるビジネスモデルの中に含まれていると考えている。
これに対して疑問を投じることは非常に価値のあることだと思う。というのも大坂なおみ選手の場合、活動家的な側面もあるからか記者会見では嫌がらせのような質問などスポーツに関係しない部分が散見され、"スポーツ選手"が果たすべきビジネスと乖離してしまっていると言って差し支えないからだ。
しかし、方法がまずかった。動画を取られることは猫権侵害だとして急に撮影を拒否した場合、飼い主や視聴者は困ってしまう。ここで本来ネコがすべきなのは飼い主側 (ビジネス側) とどこまでがOKでどこからはおかしいかといった線引きの交渉を行い、ビジネスモデルを修正する営みである。勿論大坂なおみ選手の場合、大会側に交渉したところで突っぱねられそうではあるし、ボイコットの過失は交渉拒否をする大会側に全面的にあると言ってもいいと考えられる。しかし、いきなり拒否をしたとみられている昨今の状況は交渉なしにビジネスを放棄したとして非常に大坂なおみ選手の分が悪い。うつ病を公表したことで一定数の理解は得られたものの未だ理解していない声も多いように思う。
今回の大坂なおみ選手の行為は自分自身に価値を持たせるビジネスに泥を塗る信用失墜行為であり、その責任はビジネスモデルを修正しない大会運営組織にあると考えられるのではないだろうか。
もう一度言うが私はスポーツ選手の類が大嫌いだし、オリンピックなんてのもビジネスの皮を被った腐った肉の塊だと考えている。ビジネスモデルを修正する今回の行為はむしろありがたいし、そのまま対消滅 (使い方あってる？) しちゃえ☆とか思っている。そもそも玉追っかけるだけで十数億稼ぐのおかしくない？ 野球中継で番組表がずれてドラマの録画ずれんのもムカつくし。部活でレギュラーだったからって人間としてもすぐれてるとか言ってマウントとるのもやめてくださる？
私自身はスポーツに怒ってるし、この記事を読んだスポーツ好きなあなたも内心ブチギれてると思います。こんかいの件に関してはかなりの人が精神論ばかりになってしまい、感情で殴り合いをしてるような気がします。そんな我々がすべきことは一つ。ネコの動画を見ることです。
